サマータイムについて

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今年もまた夏がやってきました。北海道のある地域でサマータイムの実験的な導入が行われているそうです。夏になるたびに話題になるサマータイム導入ですが、わが国での制度としての導入は果たしてできるのでしょうか。
ご承知のように、欧米ではサマータイム(Daylight saving time)を実施する国が圧倒的で、いつも欧米の国の方からはなぜ日本はサマータイムを導入しないの?という問いかけがかかります。サマータイムはこのようにある意味でGlobal Standardともいえるのですが、わが国ではさまざまな理由からその導入が見送られているようです。 メリットとしてよく言われるのは、エネルギーの節約、余暇時間の増加などですが、これが目的どおりにならないところにわが国の特殊事情があるのでしょうか。確かに、大変な競争社会であるわが国では、寸暇を惜しんでも「仕事」をしたいというのは、大多数の企業人、自営業者の本音でしょう。 「午後7時になっても外が明るい」という事実は、素直に「さあこれから遊びに行こう」という気持ちよりも「おっまだ仕事ができるぞ」という気持ちが働いてしまい、ついついWorking hoursが延びてしまう結果になることは、不思議なことではありません。 ますますサービス残業が増える危険性もないとはいえませんね。 

筆者は、ここら辺は、欧米のライフスタイルというか、生活慣習と日本人のそれにかなりの隔たりがあるためであると感じています。単に、制度だけGlobal Standardだからと急いで取り入れることは慎まなければならないでしょう。 ライフスタイルや生活慣習からGlobal Standard を取り入れていかないと、なかなか一朝一夕にはむづかしいところです。 

せめて筆者は夏の間だけでもGlobalStandardを取り入れ、「早起き」をしてみようかと思っています。

北海道の実験導入の結果にも注目したいところです。



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